2016-05-19 第190回国会 参議院 経済産業委員会 第10号
○参考人(石川和男君) 自由化というと、通信の自由化と非常に比較されることがありますが、私は、自分も電力自由化を政府で何回か参画をして、大口自由化とか卸自由化のチームに入りましていろんな政策をやらせていただきましたけれども、通信自由化のようなものと比べると、余り電力やガスの自由化というのは、何といいますか、一般庶民の心をそんなに、本能を刺激する何か刺激的なものがない。
○参考人(石川和男君) 自由化というと、通信の自由化と非常に比較されることがありますが、私は、自分も電力自由化を政府で何回か参画をして、大口自由化とか卸自由化のチームに入りましていろんな政策をやらせていただきましたけれども、通信自由化のようなものと比べると、余り電力やガスの自由化というのは、何といいますか、一般庶民の心をそんなに、本能を刺激する何か刺激的なものがない。
○政府委員(稲川泰弘君) 前回の改正を契機としまして、最近においては一層の大口自由化に対するニーズが高まり、それに対応するための制度面での環境整備が求められていることは今大臣から申し上げたとおりでございますが、この環境整備の観点として大きくは二つのやり方を考えてございます。
ガス事業は、需要家利益の尊重とそれから競争原理の導入という二つの柱を立て、この観点からガスの大口自由化を実施しております。私の記憶が正しければ、たしか四年前、一九九五年三月の法改正でスタートしたものだと思っております。この結果、大口供給については料金規制それから参入規制、この二つの面が弾力化されてきたと思います。
○国務大臣(与謝野馨君) 先生御質問のとおり、平成七年からの大口自由化によりまして八件の新規参入が実現いたしました。この結果、大口需要家によるガス供給者の選択機会の拡大等の効果がもたらされたわけでございます。